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事業がトレードオフの関係になっていないか

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Creative Commons License photo credit: kenjimori

 Aという事業をすることによって、本来やるべきであるBという事業ができなくなっているということはないか。NPOにはしばしばそういう自問が必要であると思います。一方を追求することによって他方を犠牲にせざるを得ないという二律背反の状態のことをトレードオフといいますが、トレードオフになっていないかどうかということですね。

 営利組織である企業であれば、利益というわかりやすい価値で事業の評価をできますが、非営利組織であるNPOの事業は、そうしたわかりやすい一律な価値で評価されるわけではないので、なんとでもよかったことにしてしまいがち。しかし、そうして大甘評価をつけてしまうと、成果を上げてない事業が居残ってしまい、もしその事業をやっていなければできたであろう、もっと社会的ニーズの高い事業ができていないかもしれない。

 後者の事業は、実際には行われていないわけだから見えにくい。そうしたものがあること自体に思い至らないかもしれない。だから、この事業をやっていなかったらできたはずの、もっと社会にとって必要とされる事業はなかったかということについては、繰り返し自問自答しなければならないと思うのです。

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