子どもの学力に影響するものは何か?


 全国学力テストと親の収入や学歴、読書活動、生活習慣などとの関連についての文科省の調査の結果が新聞各紙で取り上げられています。それぞれ見出しで各紙がどこを強調しているかがわかります。

高収入・高学歴の家庭、学力も高く…文科省調査 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

年収高いほど子は好成績 文科省、全国学力テスト結果分析 :日本経済新聞

東京新聞:本、新聞読み正答増 学力テスト 国語、算数とも顕著:社会(TOKYO Web)

時事ドットコム:学歴・収入で子に学力差=勉強習慣、親の関与も影響-学力テストで分析・文科省

学力テスト好成績 親の経済力も相関関係 文科省調査 – MSN産経ニュース

 とりあえず、私が検索して目についたところをリンクしました。

 「親の年収・学歴が高いと子どもの学力も高い」ということが改めて裏付けられた結果となりましたが、なぜ「親の年収・学歴が高いと子どもの学力も高い」のかは、これらの記事からは必ずしも明らかになっていません。親の年収が高いと子どもを塾に通わせるなど、教育にお金をかけることができ、学歴が高い方が教育熱心だからというのが一番わかりやすい説明でしょうが、私はどちらかというとむしろ文化資本の違いの方が子どもの学力に対する影響として大きいのではないかと考えています。

 また、私が注目したのは以下のことです。上でリンクした産経新聞の記事より。

 親の経済力が低くても正答率が上位25%に入った子供の生活習慣として、(1)朝食を毎日食べ、毎日同じくらいの時間に寝ている(2)親と勉強や成績のことについて話をする(3)学校の宿題をし、規則を守る-などの特徴がみられた。

 全国学力テストの成績が都道府県別でトップなのは秋田県です。その一方で、秋田県の子どもたちの通塾率は全国で一番低い。また、秋田県の子どもは朝食摂取率が高く、早寝早起き率も高いというデータがあります。

全国学力テスト [ 2013年第一位 秋田県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
小学生通塾率 [ 2013年第一位 神奈川県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
中学生通塾率 [ 2013年第一位 奈良県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]

小学生朝食摂取率 [ 2013年第一位 島根県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
中学生朝食摂取率 [ 2013年第一位 秋田県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
小学生早寝早起き率 [ 2013年第一位 静岡県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]
中学生早寝早起き率 [ 2013年第一位 長野県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]

 秋田県人が他県と比べて高学歴・高年収かというとそんなことはないわけです。だから、子どもを塾に通わせるよりも、子どもに早寝早起きをさせて、朝食をちゃんと摂らせ、学校でしっかり勉強させることの方がよっぽど低コストで学力向上につながるのではないかと思います。このへんをさらなる調査で明らかにしていってほしいところです。

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