調べるということ


 NPOが活動するにおいて、「調べる」ということはかなり重要なスキルであり、テーマだと思うのですが、そういうことを教えてくれるような講座や本は他のテーマに比べると絶対的に少ないです。

 せんだい・みやぎNPOセンターで、かつて「NPOが社会を変えられない5つの理由」という連続講座を行いました。その中の一コマで「調べられない」というのがあり、北大の宮内泰介先生に講師をしていただいたことがありました。それから、同センターで、NPOが行う調査活動に対する助成というテーマで助成プログラムを実施したことがありましたが、そのプログラムの説明会では東北大の西出先生に社会調査についてのミニレクチャーをしていただきました。

 自分の記憶にある中で、NPO向けに調査あるいは調べるをテーマにして講座をやったのはこれだけですね。1回の講座だけで考え方やスキルが身に付くものではないということも、このテーマを選びにくくしている要因かも知れません。

 調査というと、まず思い浮かべるのはアンケート調査のようなものでしょうか。しかし、NPOの活動の現場でまず必要なのは、公開されている各種統計やデータから必要な情報を集めたり、分析したりすることではないかと思います。

 活動する地域の人口はどれくらいで、年齢別の人口分布はどうなっているか、さらにその人口はどのように推移していくか。また、人を対象とする活動であれば、それらの人たちは地域にどのくらいいるのか。そういう基本的な数字からまずは明らかにしていき、わかりやすく見せる(グラフ化するなど)必要があるでしょう。

 このブログにおいても、NPOにとって必要となる調査の技法や考え方などについて、ときどき書いていきたいと思います。

CIAをつくりたい


地星社に情報機関をつくりたい。Chiseisha Intelligence Agency、地星社情報局すなわちCIAですな 笑

お役所で出している統計とか、企業が公開している調査データとか、そういう二次データを利用するだけでもけっこういろいろなことがわかります。で、NPOもそういうデータを利用して、自分たちが取り組む問題の背景なんかをしっかり調べればいいのだけれども、それをやらなかったり、できなかったりということが少なからずあるのではないかと思います。

ボランティアのエージェントが、個々のNPOに代わってさまざまな統計などから情報を集めて分析して、それを提供するなんていうことができないものかと妄想中。

「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本(柏木吉基)


こちらの本は一気に読んだ。おもしろかったからというよりは、単に読みやすかったから。
若手商社マンのA君が、上司にアドバイスをもらいながら、事業計画書をつくるために統計分析をしていくという筋立て。
「利益を出すために必要なことは」「リスクをどう見積もるのか」「何が成功要因なのか」「目標達成に必要な予算はいくらか」という問いに対して、それぞれ有効な統計分析の手法や考え方を解説している。

統計を学ぼうというほとんどの人は、統計を学びたいから学ぶのではなく、何かを明らかにするために統計という手法を必要としているのだと思う。
そう考えると、無味乾燥な数式が並ぶテキストより、こういう本の方が統計を理解するにはいいのではないだろうか。

自信について


自分に自信がない人は、自信をつけるための努力をするよりも、自分に自信がないことを”うっかり”忘れてしまえばいいと思う。あるいは見て見ぬ振りとか。僕もそうしてるし、けっきょくそうせざるを得ない。