信頼と信用

信頼…関係性にもとづくもの 信用…外形的な能力や決まり、契約等にもとづくもの ※日常的な言葉の用法ではなく、フダによる便宜的な概念上の区分け この区分けで言うと、信用は早くつくり出せるけれども、信頼は早くつくり出すことは…

NPOの資金調達セミナーで話してきました

 3月5日のことなので少し前の話になってしまいますが、NPOの資金調達セミナーで話してきました。調子に乗って発表のときのスライドをアップしたので、このブログにも自分の活動の記録として載せておきます。

子どもの学力に影響するものは何か?

 全国学力テストと親の収入や学歴、読書活動、生活習慣などとの関連についての文科省の調査の結果が新聞各紙で取り上げられています。それぞれ見出しで各紙がどこを強調しているかがわかります。 高収入・高学歴の家庭、学力も高く…文…

震災から4年目の中間支援組織の役割について

 改めて、課題へのフォーカスが必要ではないか、ということを考えています。  ともすると、中間支援組織は、NPOが活動している内容を通してしか課題を見ていないので、そこから見えること以上のものを把握できないおそれがあります…

脱・助成金依存

 NPO向けの助成金申請セミナーは数多くあるけれど(私もつい先日講師で喋ってきたけれど)、震災から4年目を迎える被災地のNPOにとっては、脱・助成金依存セミナーの方が必要なのではないかと思いました。  とにかくこの3年間…

「誰しも進んでやりたがらないけれど、誰かがやらなければならない仕事」について

 「誰しも進んでやりたがらないけれど、誰かがやらなければならない仕事」

 これをサリンジャー風に言えば「ライ麦畑のキャッチャー」で、村上春樹風に言えば「雪かき仕事」、内田樹風に言えば「歩哨」である。言い方がいろいろあると面倒なので、ここでは一番言いやすい「雪かき仕事」で表現を統一しよう。

 で、雪かき仕事についてである。

“イノベーション”と呼ばれた青年

とある沿岸被災地にて、地域に密着した活動をしている某団体の方から聞いた話。 震災後、その地域に来た某有名大学の学生さんは、やたらと「イノベーション、イノベーション」というものだから、あだ名が「イノベーション」になったそう…

正統性について

正統性(legitimacy)って、NPOとかの活動においても大事だよなーと、今日の帰りの車の中でつらつら考えてた。
正統性と言ったらふつう、権力による支配を受け入れるかどうかって話で、伝統的支配とかカリスマ的支配とか合法的支配とかマックス先生が三類型を示してくださっているけど、そういう考えが市民活動にもいくらか援用できるのではないかと。

サポーターか、プレーヤーか

先週に引き続き、復興支援活動をしているNPOを訪ねてお話を伺ってきました。先週は社会的弱者の支援をしている団体をまわってきたのですが、今日行ったのは地域コミュニティづくりや産業再生の分野で活動している団体です。 帰ってき…