子どもたちの子どもたちの子どもたちへ

先日、地星社の事務所にこの春高校に入学したばかりの2人の高校生が訪ねてきた。名取市の魅力を全国に伝えていく活動をしたいとのことで、彼らが立ち上げようとする団体の規約づくりについて少しばかりお手伝いをした。

うちのスタッフのAさんが本業の方でつながりのあった子たちで、もともとAさんに相談があったのだが、今後のことも考えて地星社の方で受けた方がいいだろうということで事務所に来てもらったのだ。

高校生になったばかりというと、震災当時は5歳。Aさんによると、彼らは閖上小中学校の出身で、学校外での子どもの地域活動(ゆりもり隊)にも参加していたそうだ。物心ついた頃からこの10年、地域の被災と復興をずっと目にし、子どもながら復興にかかわってきたわけだ。まさに復興ネイティブといってもいい世代かもしれない。

これからやろうとしている活動も、大人の期待に合わせて動いているんじゃなく、自分たちの「やりたい!」を駆動力にしているところがすごくいい。

地域の大人たちも(引き続き)彼らにかっこいい姿を見せてほしいし、彼らの活動を温かく見守り、ときには力を貸してあげてほしい。地星社で囲い込むわけでもないので。

彼らが大人になったときに、さらに次の世代の地域の子どもたちに何か還元してくれるといいなあと思った。

ちなみに今回のタイトルはピチカートファイヴの曲名から。